電通の労災事件があって

今また、過重労働や長時間勤務が

ニュースに取り上げられています。


どうしても

法律などで一律の基準を決めようとすると

『質』を問うことは難しく

『量』である「時間」をものさしにするのは致し方がないかな?と思うのです。

ただ、やみくもに「時間」が労災事件の予防になるかといえば、そうではないと思います。

わたしは「時間」に隠れた『文化』の方が要因だと思うからです。
人には『欲求』があります。

マズローの欲求5段階説が有名です。


人はまず、

物質的要求の一つである

「生理的欲求」息ができたり食べたり飲んだりを欲する。

満たされると次は

「安全の欲求」安心して寝ることのできる寝ぐらや暖かい場所などを欲します。

物質的要求が満たされて

次に精神的欲求の

「社会的欲求」人とのかかわりを持ちたいになります。

そして

「承認(尊敬・評価)の欲求」認められたい、褒められたいになり

「自己実現の欲求」問題解決や自発性、事実を受けとめることができるようになります。

5段階目の自己実現の欲求を満たしてはじめて、他者を受けとめる「自己超越」ができるようになる。

でも、第一から第四の欲求が欠乏したら、他のことは優先できなくなります。

例えば、第一段階の生理的欲求の

「息ができない」時に

いくら『あなたはすばらしいですね』と言われても、受け取れませんよね?

「よく寝ることができない」のに、自己実現の欲求ももてません。

誰もが欲求が満たさせたいはずなのに、最低限の欲求が奪われないように防御の姿勢になればなるほど、問題解決など、第5段階で言われるような対応は取れない。満たされていなければ、考える思考も持つことも逃げることもできないのです。

『文化』と最初に申しあげたのは、

文化はそこに存在する「人」そのものだと思うからです。

人こそ、最大の環境です。

満たされもするし

奪われもします。

組織で目の前の人に

『残業が当たり前』と言われればそれが組織の文化になります。

組織が人には言いません

人が言うのです。

言わなくても、態度で示すのです。

特に、まだ自分軸が確立する前の人は新しい環境に適応しようと、譲歩する時期は、その新しい場に自分の居場所をつくりたくて、相手の承認を得るため扉を開けて変化を受け入れようとします。合わせようとします。

確立しているかどうかは、年齢ではありません。

変化は満たされれば成長ですが、

奪われれば、思考を停止してしまいます。
さて、ここまで読んでいただいて

どんな気持ちになりましたか?
組織文化の話をすると

『組織でどう生き残るか?』といった処世術を話す方がいらっしゃいます。

実際に女性管理職を登用する際に組織でのかかわり方の研修がいろいろな機会に開催されたりしています。
『組織ではサバイバルが必要だ』

そんな思い込みはありませんか?

わたしは、組織で認められない時期に、組織への自分自身のかかわり方の方法に変化が必要ではないかと、考えていろいろな本を読みました。いっぱいあるのです‼︎このタイプの本。

『もう少し、頑張ってみたら?』などという言葉を発しているなら、組織ではサバイバルが当たり前だと感じているのかもしれません。
でも、頑張らなくてはいけない仕事って、パフォーマンスは高いのでしょうか?

わたしはそうは考えません。

頑張りたい仕事と

頑張らなくてはいけない仕事は違います。
『文化』と申しあげたのは、働く仲間がもつその常識自体が、会社や社会の制度を超えて、奪うか?満たすか?に関わってくる。

周りに合わせて自分を殺す組織文化であれば、生き残るためのサバイバルは必要でしょう。
『満たす組織』であれば、サバイバルなどは必要ないと言いたいのです。
そうなると、

組織が先か?人が先か?

という発想になるかもしれませんね。
満たす組織の構成員は

マズローの五段階説の第5段階を満たして、自己実現から自己超越している。といえます。
自分軸があること

自分が満たされている状態を知っていること。

そして自分が満たされていることを知っていれば、奪われた時に、「奪う人から離れてみる」ことができます。

自分が満たされていることを知っていれば、組織全体が奪う人で構成されていたら、これは違うと気づくことができます。気づけば、組織を変えるか、居場所を変えるかも選べます。
組織は育てることはできません

その一粒一粒は、「人」ですから。

人ならば育てることができます。
人を育てるということは

欲求を満たしていく機会をつくるということ。
褒めるとか

叱るとか

方法に囚われず
まずは

自分自身が自己確立できているか?

自分を満たすことができているか?

そして、誰もがその欲求を満たしたいと思っていることを受け止められる人になっているか?

そして

夢中になることがあること

夢中になるって、自分自身を満たす方法を自分が知っているということですね!

自分の好きを知っているということ

好きで夢中になっている人は魅力的です。

例え、組織全ての人が好きに夢中になっていなかったとしても、それぞれの好きに夢中になれる人を許容できる『文化』は、居心地がいいと思いませんか?
生き残るのではなく

生きることを楽しむ
そう

本来の多様性を包括する

ダイバーシティ&インクルージョン

とは、相手に合わせる組織ではなく

それぞれの違いを包括できる大きな和

相手に合わせて形を変えるのではなく、それぞれの形を組み合わせて、効果を生み出す。
組織サバイバルって変と言える

そんな世の中『文化』をつくる

一人一人を育てていきます。